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別院弘経寺 開山堂落慶法要 奉修

別院弘経寺 開山堂落慶法要 奉修

 6月21日(日)、増上寺別院である弘経寺(茨城県常総市)にて、本年4月に再建された開山堂の落慶法要が執り行われました。

 弘経寺は、江戸時代には紫衣檀林として浄土宗関東十八檀林の中でも上位にあった寺院で、徳川家康公の孫娘である千姫ゆかりの寺としても知られています。山門を入り左手にある開山堂は、創建から250年以上が経過し老朽化が進んでいたところ、東日本大震災で激しく損傷したため、平成30年11月より建て替え工事が行われていました。

 当日は好天に恵まれ、弘経寺住職 友田達祐上人(増上寺執事長)御導師のもと、増上寺職員が式衆を勤め、弘経寺総代2名、建築関係者4名が参列し、荘厳な雰囲気の中、開山堂にて落慶法要と開山忌が営まれました。本来は、毎年4月に開催される千姫まつり(常総市主催)および弘経寺開山忌に合わせて賑々しく落慶法要を行うはずでしたが、新型コロナウイルスの影響により延期となり、予定していたお練り行列、関係者多数の随喜・参列、屋台の出店などは残念ながら中止となりました。

新開山堂

■ 新開山堂の仕様
間口3間、奥行き3間、木造平屋建。銅板平葺き屋根、寄棟造り。床面積44.43㎡、建築面積85.85㎡。
旧開山堂の丸柱と斗組を再利用し、花頭窓も旧開山堂のものを模した意匠にしています。