お知らせ

浄土宗開宗850年慶讃 総大本山お待ち受け法要 厳修

2023.10.10

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 令和5年10月5日(木)お念仏のふるさとである総本山知恩院の御影堂において、大本山増上寺89世法主 小澤憲珠台下 御導師のもと、浄土宗開宗850年慶讃お待ち受け法要を厳修いたしました。

 令和6年は、法然上人が浄土宗を開かれてから、850年という記念すべき年を迎えます。 法然上人は、幼くして身を桑門に投じて30有余年、黒谷の報恩蔵に籠ること一昼夜、ついに、すべての人々が救われるお念仏のみ教えを見出されました。時は承安5年(1175年)、43歳の春半ば、今から849年前のことでありました。争乱や疫病、天災、飢饉などの苦しみの底にあった当時の世に、お念仏のみ教えは多くの人々に救いの希望を与えました。

 浄土宗は、お念仏を称えることで阿弥陀仏の救いを得られるという「専修念仏(せんじゅねんぶつ)」の教えです。いつでも、どこでも、ただひたすらに念仏を称えることで、誰もが阿弥陀仏に救われて、極楽浄土に往生することができる教えです。

 今般の法要は、明年開宗850年を迎えるにあたり、お念仏のみ教えをお示しくださった法然上人に報恩の誠をささげ、その恩徳を讃えてお勤めをするお待ち受けの法要です。

 増上寺法要では、増上寺協議員会議長・東京教区 無量寺、髙橋誠実上人、増上寺執事長・小林正道を脇導師として、増上寺式師会、雅楽会のご出仕、顧問教監協議員、増上寺布教師会のご随喜をいただき、縁山流声明の法要をお勤めいたしました。

 また、護持会・縁山会・講中連合会の参拝団のみなさまも、京都にてゆかりの地をめぐり、浄土宗開宗850年の勝縁にあたり、お念仏の信仰を深めていただきました。

 おかげさまをもちまして、天候にも恵まれ、無事盛大裡に円成することができました。
関係各位に感謝申し上げます。

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