浄土宗開宗850年奉賛局だより(令和5年1月)
2023.01.01
浄土宗開宗850年まであと1年
令和5年も慶讃事業は進んでいきます
令和5年を迎え、浄土宗開宗850年ご正当に当たる令和6年まで一年となりました。平成30年末に慶讃事業のご案内をお送りしてから4年程が経ち、ここまで無事事業を進められておりますのは、ひとえに皆様のお支えのおかげです。ここに改めて深く感謝の意を表します。
さて、本年は、慶讃事業の柱の1つである三解脱門大修理事業が始まります。三門は国の重要文化財ですので、文化庁・東京都・港区と連携しながら、令和6年に予定された素屋根建設に始まる工事に向けて入札等の準備を進めてまいります。本事業は今のところ9か年に及ぶ予定ですので、長期に及ぶ大事業が今年いよいよ幕を開けることとなります。
また、屋根瓦の総葺き替え、空調衛生設備の更新と整備を進めてきた大殿は、本年耐震補強工事を行う予定です。ご存じの通り、2階の本堂は広々としたスペースとなっており、壁が少ないため大きな揺れには不安の残る構造となっています。本堂は世界中から多くの参拝者が訪れ、手を合わせて心安らかに過ごす場です。その場が、震災の中でも安心して過ごすことのできるように必要となる工事を行います。工事中は本堂を含む施設の利用が制限され、皆様にはご迷惑をおかけしますが、長期的な安全と安心のために何卒ご理解を賜れればと存じます。
この他にも記念出版などの布教教化事業、また増上寺布教師会や吉水講により記念事業が進められています。
令和6年に浄土宗開宗850年を晴れ晴れしく迎えられますよう、引き続きお力添えをよろしくお願い申し上げます。