感染症の収束を祈り、慶讃事業を進めてまいります。

　 まずは、増上寺浄土宗開宗850年慶讃事業に対し浄財をご志納いただきま したご寺院様、檀信徒様に当ページをお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

　昨年10月より、ご寺院様へのご挨拶回りを再開させていただいております。昨年の暮れには新型コロナウイルスの感染者が少なくなり、これなら今年もご挨拶に伺えそうだと計画を立てておりました。ところが年が変わりますと、新しい株であるオミクロン株が驚異的なスピードをもって猛威を振るい始めました。ここ大本山増上寺を中心となって支えていただいている18教区のご寺院様に、一日も早くご挨拶にお伺いしたいと計画していただけに「またか!」との思いが胸中を走り、心配しているところでございます。

　この2年ほどの間、コロナ禍にありすべての人が生きていく上で大変なご苦労を強いられ、それぞれのご寺院様においても檀信徒様との関係のあり方に憂慮すべき点が少なからず見受けられるようになりました。

　そのような中にもかかわらず、今まで多くのご寺院様、檀信徒の皆様から増上寺の開宗850年慶讃事業にご理解とご支援をいただいておりますこと、感謝の気持ちで一杯であります。

　今後は、三解脱門の解体大修理のほか、大殿の耐震性強化、不備が出始めた空調設備の改修等、増上寺が大本山としての役割を果たしていくうえで先送りのできない事業ばかりでございます。

　皆様方には再三再四のお願いとなりますが、ぜひこれらのことをご理解いただき、今後のご支援を重ねてお願い申し上げる次第でございます。

（令和4年1月20日執筆）

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