浄土宗開宗850年奉賛局だより(10)
2019.10.01
諸堂宇整備事業の現況と今後
先に協賛金をご志納いただきましたご寺院様には紙面をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。
皆様方よりお預かりしております慶讃事業に対する協賛金によりまして、今回、諸堂宇整備事業のうち会館防災設備更新工事が約二ヶ月かけて終了致しました。
更新前の防災設備は設置されてから10年以上が経ち、経年劣化が進んでいました。そこで、今後とも火災等から利用者の安全を守り、また境内諸施設の保全を図るため、この度の工事では、火災報知端末機器や非常放送設備等の更新工事を行いました。これにより、会館の整備事業はすべて完了することとなります。
今後の諸堂宇整備として、まず大殿の屋根瓦総葺き替え工事があります。本年6月には、チタン瓦を葺くために大殿屋根の正確な計測を行いました。これから本年11月には、大殿屋根に合わせたチタン瓦の製造が始まります。そして令和3年1月より大殿屋根に、皆様よりご志納いただくチタン瓦が葺き始められ、同年10月末には工事が完了する予定であります。
三解脱門につきましては、本年と来年の二ヶ年は事業準備期間として、増上寺、東京都並びに港区との話し合いが持たれ、令和三年度からの約二ヶ年をかけて調査工事を行います。調査工事を踏まえ、いよいよ三門を覆う素屋根建設を含む本格工事がスタートする予定です。
工事期間中につきまして皆様方には大変なご迷惑をおかけすることと思いますが、何卒ご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。